以前の職場で仲良くしていた元同僚から、近いうちに会いませんかと連絡がありました。
コロナ禍以前は、時々、ランチやお茶をしていたこともあって、新規感染者数が落ち着いたから久しぶりに会おうというお誘いなのかしら、と思って良いですよと返しました。
すると、今回は、元の職場の人と、転勤になった人、退職した人にも声をかけて、事務所で会いましょうということです。
話を聞いてみると、この事務所は中小企業のいち事業所だったのですが、受注件数の減少と若手職員の不足で、閉鎖が決まったのだとか。
私が入職した時は、人手不足で、また営業部もバリバリ仕事を受注してきていて、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのに、私が転職を決めた頃には、あまり仕事もなく、よくこれで給料が払えるなあといった状態でした。
仕事の激減で、将来に不安を覚えていたところへ、今の職場へのお誘いがあり、転職を決めたのですが、良いタイミングでした。
ほんとうに、首の皮一枚つながった、という感があり、あのとき、声をかけてくださった方には足を向けて寝られません。
前職場のままだったら、60歳を直前にして、就活を余儀なくされていたところです。
連絡をくれた元同僚は、3年前に還暦を迎え、ご主人も年金生活。
年金満額受給の65歳までは、この職場へ勤務するつもりのようでしたが、あと2年だし、そのためだけに就活をするのもおっくうだし、予定が若干早まったけど、リタイア生活をするわ、ということです。
あの不景気に強いと言われた職場がなくなるなんて。
今の職場を万一解雇された場合の受け皿に・・・と思っていましたが、現実はそこまで甘くなかった。
現地採用の職員さんは、どうするんだろう。
あの会社のことだから、事務所を閉鎖したあとも、ちゃんと行き先を用意しての閉鎖とは思うけれど。
長年お世話になった会社。とても人間関係が良くて、居心地良く過ごさせてもらいました。
エクセルも、ワードも、その会社で習得させてもらって、同年代の人と比べるとストレスなく使えるようになりました。
感謝しかなく、閉鎖のニュースは本当に寂しいです。
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