あたしは友達が多い方かと聞かれれば、No。全然多くないです。
年を取れば取るほど、その数も減って行き、今や片手が余る(笑)。
しかし、今日読んだ本中、こんな私の気持ちを救ってくれる一節が。
子供の頃から、友達が多いほどいいと刷り込まれて育ってきたけれど、人と多く関われば関わるほど煩わしさも増える。他人に近づけば近づくほどストレスが増える。だから、友達は少なくていい、孤独が好きでも全然変じゃない。
なんとなく友達が少ないことにどこか引け目を感じていました。
あたしって、すごく傲慢な人間なんじゃないのかって。
友達が多いってことは、何か気になることがあっても、笑って過ごせる人のことでショ?誘われたら、うれしい〜って、即答できる人なんでショ?そもそも、誘われやすいひとって、雰囲気が柔らかいからなのよね〜。
つ・ま・り、そのどのタイプにも当てはまらないあたしは、気難しくて、付き合いが悪くて、とっつきにくい雰囲気をまとった、取扱注意なBBA(笑)。
誘われたらうれしいとは思うものの、人数が多かったり、大声を張り上げないと会話できないような雰囲気の会場だったりすると、行く前から緊張する。
うまいこと立ち回らなければ、相手に気を遣わせないようにしなければ、会話をつないで、相手を楽しませなければetc.
私の場合「〜なければ」でいっぱいいっぱいになっちゃうんですけど、逆に、もう楽しくて楽しくて仕方がない、飲み会に誘われたら全部行きたい、行ったらまたそこで仲間ができて、付き合いが増えるってタイプもいらっしゃる。
もはや才能。
かたや、この人ともうちょっと長くお話ししたいワ、今度お茶でもと思ったときに、「待て待て、誘ったら断られるんじゃないか、いや、断わったら悪いと思って、嫌々ながらイエスと言わせちゃうかもしれない」なんて、考えすぎて、とうとう誘えないという・・・わたしです(笑)。
「断られる=深いお付き合いをしたくないひと認定された」と謎のマイルールがあるために、一言声をかけるだけでもグルグルしてるわけですが。
これも軽く、「**行っちゃう?」って誘える誘い上手な人もいるわけで。そういう人はセッティングも上手で、急な人数変更にもサクッと対応可。
誘うのも誘われるのも、生まれ持った才能ってあるんですね。正直、羨ましいっすよー(笑)。
しかし、この本には、「人と比べることほど意味がないことはない。多くの人と会って話したけど、側から見てどんなに幸せそうに見える人でも、なにか悩みはある。それが外からは見えないだけ」ともあって。
そうね、自分は自分、隣の芝生は青いってことよね。
本日、自分のコンプレックスを和らげてくれた本のタイトルは、「うまいこと老いる生き方」(対談:奥田弘美/中村恒子:お二方とも精神科医です)。
「不安と折り合いをつけて」という副題がついています。
わたしは運良く早めに図書館で借りられましたが、今日、別件で本屋へ行ったらレジ周りに山積みでした。2021年8月初版、10月にはもう5印発行だったんですね。
もしや、この本を待ってる人多数?だとしたら、さっさと返却して次の人に回さなくっちゃ。
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