アメリカでの物価上昇に歯止めがかからず、消費者物価指数は7.5%の上昇。
およそ40年ぶりの物価高なのだそうです。
賃金上昇率も、昨年と比べて5.7%増なのだとか。
コロナ禍中、助成金や補助金をばんばん出しまくって、金余りの状態が今のアメリカってところでしょうか。
労働賃金は上がって人件費がかかって、それが物価に反映される。金余りだから物は売れる。需要が供給を上回って、人手不足、人手不足を補うために賃金が上がる、また物価に反映される。それでも物が売れる・・・、このサイクルですね。
これは、1986年から1991年頃まで日本でも見られた傾向です。wikipediaには、5年間と書かれているけれど、もっと早くから、実感として、1970年代から、ずっと右肩上がりでお給料も物価も上がっていたような。
そんな1980年代に会社員となった私たちは、およそ年5%のベースアップ、1年で8,000円くらいずつお給料が上がっていたと記憶します。
とくに会社の業績が好調だと、ボーナスも特別給がついたり、年末年始には寸志や会社の経費持ちで忘年会、社員旅行、社内での報奨制度、今と比べると破格の大盤振る舞いですが、それでも、よその会社は社員旅行で海外へ行ったのに、うちの会社は国内だった、しょぼい、なんて恐れを知らず言っていました。
そんな世間なので、洋服一枚、靴一足、カバンやハンカチ小物まで、なにかしらブランド名が入っていたものが多かったように思います。
お値段もライセンス料込みのせいか、もちろんいいお値段(笑)。
それでも当時は、疑いもなく買ってましたね。
お給料が上がった分、しっかり消費して経済回してました、というつもりになっていました。
だから、「バブルの頃いい思いをしたでショ」と言われても、生活は全然楽じゃなかった思いしかない。物は高いし、流行は早くて毎年のように買い直しをしないと恥ずかしいという強迫観念に踊らされていました。お金を稼いでも、どんどん実態のない物へ消えていく感じ。だからまた、もっと稼がなくちゃと、もっともっとと焦っていたように思います。
今、アメリカの物価上昇のニュースを聞いて、30年前の日本が再現されているのかな、その反面、日本は賃金が上がらなくて、物価は上昇傾向にあって。
そんな中、大企業の決算はコロナ前より利益を出している会社がたくさん。
正直、非正規雇用の身分としたら、給与の格差をなんとかして欲しいですけどねえ。
今日は、ため息のブログでした(笑)。
おまけ:今日の猫
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