世の中には、信じられないくらい美しい人、たとえば、日本人離れしたすらっとした体型、長い手足、小顔などなど、生まれつき美しいという才能を持って生まれてくる方達がいます。
残念ながら、我が家系にはそういった恵まれた容姿の人はいません(笑)。
この両親からは、こういう系統の顔が生まれるよね、うんうん、という波風の立たない家族構成であります。
実母は、なぜか、ふくらはぎがしゅっとしており、日本人ではまあまあな部類だったと思いますが、中年以降はよく肥えていたので、太っている割に足の細い人くらいの認識でした。
残念ながら、娘である姉も私も、そのいい部分は受け継がず、下半身どっしりのたいへん愛嬌のある体型ですが。
そんな、昭和の日本人そのままの体型で過ごしてきたあたくしですが、唯一、人から誉められるパーツがあります、というか、ありました(笑)。
それは、手。
指が長めで、手のひらの部分より少し長い。そして、指はまっすぐで爪部分が大きいのです。
キーボードを打っていると、「ねこかあさんの手がきれいで、ずっと見ていたい」と言われたことが何度かありました。
私の手でよければ、どうぞ、どうぞ、見ていってください、という気持ちと、誉めてくださってありがとう、という気持ちで、素直にうれしかったです。
その手が、ついに老いには勝てず、シワシワのぶよんぶよんになってしまいました。
先日オンライン上で、形状を説明するときに写った自分の手が、ほんとうにお婆さんの手で、愕然としました。ああ、最後のこの部分までついに来てしまったとしみじみしました。
若い頃、手がきれいと言われてうれしくて、帰宅して母に言ったところ、母からは
「手がきれいな女の人は、家事ができないという言い伝えがあるけどね」と言われ、
「足がきれいな女の人は浪費家という言い伝えもある」とも言っていました。
そういえば、母はどちらかというと浪費家だったなぁ、ということは、あたしは家事ができないタイプ?
いえいえ、根っからケチ倹約家なので、環境が許すなら自炊しますし、洗濯もまとめて、そして洗濯物を畳むのは大好きです。
ただ、アイロンがけと、拭き掃除がきらいなだけです(笑)。
0 コメント